金パラ(金銀パラジウム合金)と日本の歯科事情

金パラ, 金属

 

 

 

 

 

 

歯科治療に必要不可欠な金パラ(金銀パラジウム合金)に含まれるパラジウムの歴史と、歯科治療にパラジウムが使われるようになった由来や歴史、歯科事情についてお話していこうと思います。

 

 

1.パラジウム

パラジウムの元素としての発見は白金よりも更に新しい19世紀初頭のことであり、
当時発見されたばかりの小惑星【パラス】にちなんで命名されました。比較的加工しやすい金属で、私たちの生活のあらゆる部分で使用されています。
白金と同じPGM(白金属)に属し、白金と同様の触媒としての性質を持つので、ガソリンエンジン用の排ガス浄化溶媒として使用されています。また、耐食性に優れ、融点がPGMの中では最も低く、加工性に優れていることから、歯科治療や18金の割材としても使用されています。
貴金属として、ジュエリーにも利用されていて、ホワイトゴールドのやプラチナの割か金としての利用されています。近年ではパラジウムをメインにした合金のジュエリーが作られています。パラジウムは現在、レアメタルとして扱われ、価格が高騰していて、現在ではプラチナの倍以上になっています。

 

 

 

2.パラジウム生産国

供給面の特徴としては、白金と同様に資源の偏在が著しく、全世界の年間鉱山の生産量のうち8割がロシアと南アフリカ共和国が占めています。これを両国で折半するような状況が続いています。近年、自動車が普及途上の新興国におけるパラジウムのみの純生産が限られ、白金やニッケルなどのほかの金属の副産物として生産されるという供給制約が存在することから、価格の著しい上昇がみられます。

パラジウムは、割安な事からその需要が高まっている一方で、パラジウムの生産は一般的にプラチナの1/10と言われています。

パラジウムの主な生産国であるロシアや南アフリカは、作れば作るほど赤字が続いたため、生産量を減らしているが、生産量を減らしても、需要の高まりからすぐに生産して回復すすことができれば問題ないのですが、パラジウムは天然由来の貴金属である為、すぐに増産する事が難しいのが現状です。

 

 

 

3.金パラ(金銀パラジウム合金)の日本の歴史

 

金パラは、第二次世界大戦中に、金合金の代用金属として誕生した「銀パラジウム合金」が土台となっている。

銀パラジウムは
①金にくらべ経済的な材料
②抗菌作用がある
③鋳造性、加工性等の機械特性に富むこと

しかし、銀パラジウム合金を口腔内で使用するにあたり、酸化により表面が黒変する致命的な欠点があり、それを解決した銀合金こそが金パラである。

金パラができた当初はプラチナやニッケルを採掘される際についでにとれる『副産物』でした。

そもそも、昭和30年頃の金属は【金】でK20の金属をかぶせものに、K24を詰め物に使っていました。
当時は金は非常に高価で手に入りにくいもので、国際情勢が不安定になると安全資産と言われる金の価格は高騰し、昭和55年当時の厚生省は価格高騰に対する対策として、金の含有量を20%から12%に減らしました。厚労省は健康保険に使用する純金にかわる代用歯科用合金の開発を理工学会の理事に命じ、当初は金の含有量は20%程度入っていたが、厚労省に金の含有量をもっと下げるように命じた。

教授はそこまで金含有量をさげてはいけないと指示したが、厚労省は聞かずに 12% にしてしまい現在に至ります。

よって、現在の医療保険治療の原型は、戦後の物資の乏しい時代に、安全性は二の次で安く大量に手に入る金属だからという理由で、人体の影響に疑義が残るもののとりあえず銀歯が健康保険に指定されました。戦後70年経つが、開発当時は金の代用品だったものが見直されずに、現在も引き継がれています。

現在は安全性や審美性な観点から、銀歯(金銀パラジウム合金)を使わない、メタルフリーを希望される方が増えているみたいです。どちらにせよ、メリット・デメリットはあるので、しっかり調べた上で治療していきたいものですね。

 

 

 

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