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コラム

【知ってる?】金パラ(金銀パラジウム合金)と世界の歯科事情

2021.07.03

前回は【日本の歯科事情】についてお話しましたが、今回は世界歯科事情ということで、各国と日本の歯科事情比較してみました。

【目次】

1.アメリカ
2.スウェーデン
3.ドイツ
4.イギリス
5.韓国
6.まとめ

 1.アメリカ

日本のように国民保険がないので、民間の保険に加入していないと保険は使えないので医療格差がはっきりしています。

治療費が払えない人は診れませんとハッキリと言われます。また、加入している保険内容が悪ければ、他に行って下さいと言われます。
虫歯を治療すると費用が高いため、国民の予防意識は高いです。また、歯の綺麗さが仕事等の成功を収めるものという考え方もあり、美しい口元はとても大切にされています。

 2.スウェーデン

この国は世界的にも各種保険制が整っている安心な国です。キシリトール発祥の地でもあります。

歯科治療、虫歯治療、矯正治療も19歳まで無料です。
治療水準は全体的に高く、スウェーデン人は非常に歯に対する考方がはっきりしていて、歯を大切にする習慣が身に染み付いていて、学校検診などで虫歯が見つかると授業はさておき、歯科医院に受信させられることもあるぐらい国民の歯に対する意識は高いです。

かつては、虫歯や歯周病が多かったスウェーデンですが今では世界の中でも歯の疾患が少ない国といわれており、1970年代に『予防歯科』を国をあげてのプロジェクトとして開始した成果だといえる。治療費は税金で賄われていますが、給料の半分が税金の支払いという事もあると思います。

 3.ドイツ

日本の社会保険に似た公的保険制度があり、国民の約90%が加入しています。

公的保険に加入していれば、患者様高い水準を受信することも可能です。日本では全国民、社会保険に加入する義務があるのに対し、ドイツでは高所得者は公的保険か民間保険に選択することができ、官僚は社会保険に加入することは強制ではありません。
公的保険に加入している方であれば、保険適用範囲内の歯科治療に関しては無料で治療を受信することが出来ます。
しかし現状は公的社会制度で口腔内を治療出来る範囲は少なく治療水準は低いみたいです。
ドイツでは、パラジウムが体に与える悪影響を考慮して、妊婦さんと子供は使用を完全に禁止しています。

 4.イギリス

イギリスの歯科治療は日本の国民保険と同じような制度(NHS  ⦅National Health Service⦆)と、実費治療(プライベート)に分けられます。
日本の歯科市場とよく似ておりますが明らかに違いがあるのは、プライベートは待合室で待たずに治療を受けられますが、NHSでは順番待ちになります。
また、日本との最大の違いは歯医者さんの人数です。イギリス歯医者さんが不足しており、虫歯で歯が痛んでも治療が半年以上先になる場合もあります。

 5.韓国

日本の国民保険に似た制度が1980年に韓国に導入されましたが、保険で治療できる範囲は非常に狭く、実質的には実費治療になる場合が多いのが現状です。また、美容整形やエステなど人気がある国なので、美意識が高く、ホワイトニングや矯正、審美歯科などの美容に関することが盛んです。
医療機器に関しては、日本に比べて価格設定が安く、デジタルなどの技術も日本に負けない製品が流通しています。
日本以上にインプラントが人気で、価格も日本の半分以下で治療ができます。

 6.まとめ

上記の5ヵ国をご紹介しましたが、ここからは日本の歯科事情と銀歯(金銀パラジウム合金)についてお話します

日本の治療に関しては、保険で適応できる範囲も他の国に比べて広く、虫歯や歯周病の治療など安く受けらることができます。
また、歯科医師の開業件数も多いため、いつでも気軽に治療を受けることができます。その為か、上記の国と比べて国民の歯科意識は低く、虫歯になってから歯医者で治療するという認識の方が比較的多いように見受けられます。

日本の70歳の残存歯数は平均8本、そして2人に1人が入れ歯なんです。
一方、スウェーデンでは20本、アメリカでは17本、イギリスでは15本です。高齢者の健康部門で公開する事の第1位は歯の医療です。普段からの予防に対する意識の差ですね。

近年では審美歯科が注目されだし、ホワイトニングやインプラントなどの診療を受けられる方が増えてきたようです。
前回の記事でも若干触れましたが、銀歯(金銀パラジウム合金)を使わない、メタルフリー治療も最近では注目され始めました。

保険で使われる金パラはAu12%、Pd20%ですので口腔内では溶け出し、金属アレルギーを引き起こす場合があります。また、銀歯(金パラ)を接着する時にセメントを使うが、このセメントは唾液で徐々に溶け出すため、歯と銀歯の間に隙間ができてしまいます。金属アレルギーにもなりやすいです。その隙間に虫歯菌が入り込んで、同じ所に虫歯ができてしまいます。歯周病も進行しやすいです。

金パラは国によっては歯の治療に使う事を禁止している所もあります。また、近年では貴金属の価格高騰により欧米では金合金に変わる代替材料が開発されています。
今現在は日本が最も歯科用貴金属の使用量が多い国です。前回の記事でも書きましたが、現在の医療保険治療の原型は、戦後の物資の乏しい時代に、安全性は二の次で安く大量に手に入る金属だからという理由で、人体の影響に疑義が残るものの、とりあえず銀歯が健康保険に指定されました。戦後70年経つが、開発当時は金の代用品だったものが見直されずに、現在も引き継がれています。

国によって生活スタイルはもちろん、保険制度や税金なども違うので他の国と比較してみると差が出ますね。今後の日本の歯科事情もきになる所です。

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